440Cは硬化可能なクロム鋼です。 それは、腐食および耐熱グレードの達成可能な最高の硬度の1つを持っています。 このグレードは常に磁性です。
優れた機械加工性が望まれ、耐食性がやや低い場合は、440Cを供給することができます。

440Cの一般的な用途には、ボールベアリング、ブッシング、バルブ部品、カトラリーなどがあります。

440Cは、高い硬度と刃先の優れた保持力を必要とするカトラリー用途向けに特別に設計されています。このグレードが鏡面仕上げのカトラリーアプリケーション用に特別に注文された場合、「鏡面仕上げ」の品質の研磨面が確実に得られるように処理された材料が提供されます。このグレードを研削および研磨する際は、汚染に対する耐性が低下するため、この操作によって過度の熱が発生しないように注意する必要があります。一般的に、440Cは製造と硬化に細心の注意が必要な点で工具鋼に似ています。

440Cは1950〜2050°Fで鍛造し、1750°F以上に仕上げる必要があります。必要に応じて、再加熱を使用する必要があります。この等級は、鍛造後にゆっくりと冷却する必要があります。

440Cは、1650°Fで6時間完全に浸した後、炉を冷やして、最高の柔らかさになるようにアニールする必要があります。このグレードは、1600°Fに加熱し、2時間保持し、1300°Fに冷却し、4時間保持することにより*サイクルアニールできます。鋼は、必要に応じて空中で冷却することができます。

*サイクル（等温）アニーリングは、変態温度への急速な冷却と、この温度から室温への急速な冷却を最大限に活用できるアプリケーションに最も実用的です。したがって、塩浴または鉛浴で便利に処理できる小さな部品の場合、この等温アニーリングにより、従来の遅い炉冷と比較して大幅な時間の節約が可能になります。この方法は、負荷の中心までの冷却速度が非常に遅いために変態温度までの急速な冷却を妨げる可能性がある、大きな炉負荷のバッチ焼鈍などの用途には特に利点はありません。このようなアプリケーションの場合、通常の完全なアニーリング方法は通常、望ましい微細構造と特性を確実に得ることができます。